注文住宅の予算で気になるのが頭金です。
最近では頭金なしでも住宅ローンだけで家を建てられます。
しかし、頭金なしのフルローンはおすすめできません。
なぜ頭金を用意しておく方が良いのかご紹介するのでぜひご覧下さい。
□頭金なしでも注文住宅は建てられる？
1．頭金なしでも融資を行う金融機関が増えているから
かつて住宅ローンは家を購入する価格の8割までしか貸し出せないことになっていました。
つまり、2割は頭金として自己資金で用意する必要があったのです。
しかし、現在では金融機関同士の競争が激化しているおかげで、条件は多少ありますが、頭金なしでも住宅ローンを借りられる機関が増えています。
さらに、仲介手数料や各種税金など家の購入以外にかかる諸費用分も準備してくれる住宅ローンが増えています。
2．超低金利時代だから
金利の負担が減ると審査が通りやすくなります。
ただし、余裕を持って借入できるかどうかを見極めるため、審査時は実際の金利よりも高めに設定されているケースがあります。
低金利だからといって、全ての審査に通るわけではないことに注意しましょう。
3．住宅ローン借入の年齢制限が緩くなっているから
晩婚化や定年退職年齢が延長しているため、住宅ローンの完済年齢が引き上がっています。
返す期間が長くなるということは、その分月々の負担が減るということです。
具体的な数字で見ると、現在40歳、完済年齢の上限が75歳のローンであれば、最長35年でローンを組むことになります。
しかし、上限が85歳までであれば45年になり、10年も余裕を持って返済できるようになるのです。
□頭金はできるだけ準備しておこう
頭金なしでも住宅ローンは借りられますが、できるだけ準備しておく方が良いでしょう。
なぜフルローンがおすすめできないのか以下でご紹介します。
1．住宅ローンの審査が通りづらくなる
借りられるといっても審査の基準は厳しくなります。
最初からフルローンの予定で住宅づくりを進めていくと、後々痛い目を見ることになるかもしれません。
2．負担が大きくなる
金利が低くても頭金がある方が、住宅ローンの総返済額は小さくなります。
また、85歳まで返済し続けられるかは、先まで予想できません。
返せなくなるリスクを考えて、フルローンにするのか頭金を準備するのかを決めましょう。
□まとめ
頭金なしでも注文住宅は建てられます。
しかし、できるだけ頭金を準備することをおすすめします。
頭金があれば総返済額が減りますし、住宅ローンの審査が通りやすいです。
注文住宅について他にも知りたいことがあれば、お気軽にご相談ください。
